ひっそりと佇む伝統韓屋で庶民の味を楽しむ、路地裏の韓定食店
工芸品や骨董品、伝統茶など、韓国の伝統「美」を今に伝える街、仁寺洞(インサドン)。
徒歩圏内に、王朝に使えた両班(ヤンバン)の家屋がそのまま残された北村韓屋村(プッチョンハノッマウル)があることから、ここ仁寺洞にも多くの韓屋(ハノッ)が点在しています。メインの通りから路地に足を踏み入れると、そこには、ひっそりと佇む伝統韓屋を利用した韓定食や伝統茶を振舞う飲食店が立ち並びます。
今回ご紹介する『松林(ソンリム)』も昔からある韓屋を飲食店として利用したお店のひとつです。メニューはいたってシンプル、 韓国の伝統的なおかず類が食卓にずらりと並ぶ韓定食。韓定食には、「チャングムの誓い」でおなじみの宮廷料理の他に、郷土料理を中心とした庶民的なものがあります。 『松林(ソンリム)』では、気軽に韓定食を味わってもらいたいとの社長の思いから、庶民的ながらも、素材と味にこだわった、韓定食を味わうことが出来ます。
季節の野菜や魚、肉料理、そしてチゲなどをバランスよく食べられることが魅力の韓定食。舌で韓国の食文化を楽しみ、目で伝統韓屋の風情を感じられる『松林(ソンリム)』で歴史の足跡をたどってみてはいかがでしょうか。
韓屋の最大の特徴は、自然との調和を大切にした、構造と配置です。屋根の裾が空に向かっている曲線美も四季折々の風景を楽しむための工夫のひとつ。そんな伝統韓屋を利用した店内は、伝統的な家具が配置され、モダンな雰囲気を演出しています。
一品一品、丁寧に作られたおかずの数々は、素材の味を活かした素朴で懐かしい味わい。ナムルをはじめとする前菜やチャプチェ、チヂミ、プルコギなど、韓国の食文化を凝縮した料理の数々を楽しんでいただけます。
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記載日2012.05.16